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田んぼ2030プロジェクト ミニフォーラム第8回 「農地の生物多様性の回復を図る-農業基本計画改訂に向けた議論」

田んぼ2030プロジェクト ミニフォーラム第8回
農地の生物多様性の回復を図る
-農業基本計画改訂に向けた議論-

農政の憲法とも呼ばれる「食料・農業・農村基本法」の改正案が2024年に国会で成立し、基本理念に「環境と調和のとれた食料システムの確立」が新たに追加されました。有機農業をはじめとする持続可能な農業の実現が課題となっています。この改正法に基づく5か年の具体的な実行計画(基本計画)の検討が9月から開始され、2025年3月に決定される予定です。

新たに追加された基本理念「環境と調和のとれた食料システムの確立」を実現するためには、行政だけではなく、農家、流通、環境等の団体や個人など多様な関係者が連携して実行していくことが必要です。そのため、この基本計画の作成段階から多くの関係者が対話に参画することが重要です。

ラムサール・ネットワーク日本も参加する「生物多様性と農業政策研究会(農政研)」(日本自然保護協会・WWFジャパン・日本野鳥の会・オリザネット他)では、環境と調和のとれた食料システムの確立のために基本計画へ盛り込むべき事項や、民間が果たす役割について議論をつづけてきました。農政研の藤田卓さん(日本自然保護協会生物多様性保全部)、古谷愛子さん(オリザネット)に話題提供していただき、新しい農業基本計画を農地の生物多様性を回復させるため方法や農業の現場への影響などについて、意見交換を行います。

田んぼ2030プロジェクト ミニフォーラム第8回
日 時:2024年12月20日(金)18:30〜20:10
開 催:オンライン(Zoomミーティング)
参加費:無料(要申し込み)
申し込みフォーム https://forms.gle/1Jt6XyrQQ2jEJ88x7
主 催:ラムサール・ネットワーク日本
※このイベントは地球環境基金の助成を受けて開催します。

【プログラム】
◎話題提供
1.農地の生物多様性の未来を決める「食料・農業・農村基本計画」の重要性、計画に盛り込むべき事項、民間が果たす役割
藤田卓さん(日本自然保護協会生物多様性保全部)
2.農業基本計画と環境対策
古谷愛子さん(オリザネット)

◎質疑応答/意見交換


【講師プロフィル】
■藤田 卓(ふじた たく)さん
公益財団法人日本自然保護協会 生物多様性保全部 主任
理学博士、技術士(環境部門)。自然環境研究センター、九州大学大学院理学研究院学術研究員として環境省版レッドデータブック(植物)の調査・研究とりまとめを担当。2008年より(公財)日本自然保護協会職員。絶滅危惧種保全、各地の保護問題の支援等の支援、市民調査で全国の里山生態系の現状を把握する「モニ1000里地調査」などを担当。専門は植生学、植物分類学、保全生物学。


■古谷愛子
(ふるや あいこ)
NPO法人オリザネット事務局長
埼玉県水産研究所研究等評価委員会委員、関東農政局栃木県南部地区国営土地改良事業推進協議会環境部会委員、国土交通省利根川・江戸川河川整備計画有識者会議委員、関東エコロジカル・ネットワーク推進協議会委員、北本市環境審議会委員、生物多様性おやま推進協議会委員
オリザネットを通じて、農業地域の生物多様性の向上を目指して活動しています。


【問い合わせ】
NPO法人 ラムサール・ネットワーク日本
東京都台東区台東1-12-11 青木ビル3F
〒110-0016
Eメール jimu@tambo10.org