田んぼ10年プロジェクトに参加している皆さんの生き物を大切にして育てたお米を紹介するサイトを作りました。是非、掲載情報をお寄せください。

田んぼ2030プロジェクト メールマガジンVol.03(2022年9月5日)

「田んぼ2030プロジェクト」関係者のみなさん

ラムネットJ水田部会からのメールマガジンをお届けします。

/_/_/目次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【01】「日本雁を保護する会」が山階芳麿賞受賞
【02】第22回山階芳麿賞記念シンポジウム(9/23)
【03】水田活用直接支払交付金における水張り要件への意見を提出
【04】ラムサール条約湿地と農業ウェビナー視聴報告
【05】「みどりの食料システム戦略本部」開催
【06】田んぼ2030プロジェクト ミニフォーラム

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田んぼの生物・文化多様性 2030 プロジェクトとは?

田んぼの生物・文化多様性 2030 プロジェクトとは?


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└【01】「日本雁を保護する会」が山階芳麿賞受賞

山階芳麿賞(註1)は、(公財)山階鳥類研究所によって「我が国の鳥学研究の発展と鳥類の保護活動に寄与された個人あるいは団体を顕彰する目的で設けられ」たものです。

第22回山階芳麿賞の受賞は、呉地正行氏(ラムネットJ理事)が会長を務める「日本雁を保護する会」であることが発表されました(註2)。

これは、同会が、約半世紀前の同会創立当時、激減していた、日本に渡来するガン類を対象に、保護と調査研究を国際的な広がりをもって進め、日本に渡来するガン類についての知識を大きく前進させ、保全上も大きな成果をあげたことが評価されたものです。(原野)

註1:https://www.yamashina.or.jp/hp/gaiyo/yamashinsyo.html
註2:https://www.yamashina.or.jp/hp/p_release/images/20220627_prelease.pdf

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└【02】第22回山階芳麿賞記念シンポジウム(9/23)

日本雁を保護する会の山階芳麿賞受賞を記念したシンポジウムが、2022年9月23日、東京大学弥生講堂で開催されます。
申し込みは9月14日まで。参加票事前申し込み。詳細は下記のリンクをごらんください。(原野)

■第22回山階芳麿賞記念シンポジウム
■「ガンが渡る風景を日本の空にもう一度
■~絶滅から復活への道を歩み始めた日本のガンと、日本雁を保護する会52年間の活動~」
https://www.yamashina.or.jp/hp/event/event.html#yamashinasho2022

申し込みサイト
https://yamashinasho2022.peatix.com/

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└【03】水田活用直接支払交付金における水張り要件への意見を提出

2021年12月、農林水産省は、主食用米からの転作を促すために生産者に支払う「水田活用の直接支払交付金」において、交付対象を厳格化し、今後5年間、水張り(水稲作付け)を一度も行わない農地を対象から外すという方針を示しました。

これに対してラムネットJは、「水張り」は(1)水田の生物にとって有用であること、(2)水田機能の維持に必要であること、(3)ラムサール条約の水田決議に沿うものであること、などの理由から、「水張り」は稲作を行わなくても水田機能を維持し、生物多様性の保全・回復に効果があり、多面的機能の向上に資するために推進すべきであるとの意見書を、2022年7月16日、農林水産大臣宛に提出しました。(金井)

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└【04】ラムサール条約湿地と農業ウェビナー視聴報告

ラムサール条約事務局のSTRP(The Scientific and Technical Review Panel=科学技術検討委員会)が主催する、湿地における賢明な農業を考えるウェビナー「Wetlands and Agriculture」が、2022年7月12日・13日で開催されました。

12日には豊岡市の兵藤未希さんからコウノトリ農法の紹介、FAO(国連食糧農業機関)から水田稲作には賢明な農業の事例が多いことが紹介されました。また環境省の酒井郁さんから日本政府とNGOとの情報・意見交換の場として水田決議円卓準備会の紹介がありました。

ウェビナーの動画は下記で公開されています。(金井)

Webinar: Wetlands and Agriculture 12 July 2022 (Day 1)

Webinar: Wetlands and Agriculture 13 July 2022 (Day 2)

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└【05】「みどりの食料システム戦略本部」開催

農林水産省は、2022年8月31日、「みどりの食料システム戦略本部」を開催しました。

この会議は報道関係者のみに公開され、市民の傍聴はできませんでした。
会議資料を見ると、「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた政策の推進について、とくに次年度(令和5年度)予算概算要求の重点事項、みどりの食料システム法に関する地方ブロック別説明会等の開催状況について、環境負荷低減事業活動の促進及びその基盤の確立に関する基本的な方針(案)の概要などが説明されたようです。

戦略本部の会議資料は下記からダウンロードできます。(原野)

■みどりの食料システム戦略本部
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/honbu.html

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└【06】田んぼ2030プロジェクト ミニフォーラム

2022年8月19日、田んぼ2030プロジェクト第1回ミニフォーラム 「田んぼと生物・文化多様性~なぜ生物多様性が文化の多様性を守るのか~」がオンラインで開催されました。(註3)
当日の動画や発表者の資料(PDF)などは、後日、田んぼ2030プロジェクトのウェブサイトで公開予定です。

第2回ミニフォーラムは、2022年10月14日の開催。話題提供は、世界農業遺産「森・里・湖(うみ)に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」として、青田朋恵さん(滋賀県 ここ滋賀所長)にお話しいただきます。詳細は、後日お知らせします。(原野)

註3:https://tambo10.org/archives/1487

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└【あとがき】
メルマガの発行が少し遅くなり、お待たせしました。

「みどり戦略」に関しては、有機農業推進・化学肥料削減など魅力的なワードのある反面、ゲノム編集作物やフードテック推進など、農業の生物多様性的視点からは心配な側面もあります。今後とも注目すべきですね。

ニュースレターの感想やご希望、イベント情報など、みなさんからのご意見も募集しています。次号もお楽しみに。(原野)

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