田んぼの生物・文化多様性は守ることができるのか?
〜田んぼの生物・文化2030プロジェクト実績報告会〜
田んぼは、お米を作るとともに多くの生きものたちが育つ場でもあります。そんな、豊かな湿地生態系としての水田を地域社会にとりもどす。それが「田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクト」(略称 田んぼ2030プロジェクト)です。2021年12月に小山市で開催した「田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクト」のキックオフからまもなく3年となります。この間には、生物多様性保全の国際目標である昆明・モントリオール生物多様性枠組に基づいた生物多様性国家戦略が2023年3月に策定され、自然と生物多様性の回復へ向かうネイチャー・ポジティブの展開や、保護地域拡大への自然共催サイトの選定が 開始されるなど、社会的な状況も変化しています。
「田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクト」では、オンラインのミニフォーラムで生物と文化、気候変動、農法などと生物多様性との最新の活動や研究を紹介してきました。
参加者のみなさんとともに3年間の活動をふり返り、2030年へむけての活動の進め方を考えてゆきたいと思います。
■日時:2024年11月23日(土)・24日(日)
■場所:民間稲作研究所(会場40名上限)+オンライン(Zoomミーティング)
民間稲作研究所有機農業技術支援センター
〒329-0526 栃木県河内郡上三川町上三川下神主233-1
(小山駅と宇都宮駅の間にあります)
■参加費:無料(要予約) 申し込みフォーム
■主催:NPO法人ラムサール・ネットワーク日本
■共催: NPO法人 民間稲作研究所
■協力:全農、MS&AD、コープデリ
■後援: 小山市、上三川町
※このイベントは地球環境基金の助成を受けて開催します。
※最寄り駅からのマイクロバスでの送迎・昼食の予約は、申し込みフォームからできます。
【プログラム】
■エクスカーション 2024年11月23日 14:00〜16:00
民間稲作研究所の圃場見学
※集合時間:13:35(マイクロバスで移動するため、遅刻厳禁)
※集合場所:JR石橋駅(宇都宮線)西口前
■実績報告会 2024年11月24日 10:00〜15:00
※マイクロバス・昼食の案内は申し込みフォームに記載あり。
[午前の部]10:00~12:30
1.なぜ「田んぼ2030プロジェクト」か? 呉地正行(ラムサール・ネットワーク日本理事)
2.「危機に晒される水田農業と生き物たち」ー地球環境の悪化と水田つぶしの政策や農村の無人化の中で、水田の生き物たちにも危機が迫る 舘野廣幸(NPO法人民間稲作研究所代表理事)
3.「農林水産省の生物多様性保全の取り組みについて」 古林五月(農林水産省大臣官房環境政策室)
4.中間見直し「田んぼ2030プロジェクト」 金井 裕(ラムサール・ネットワーク日本共同代表)
(昼食)
[午後の部]13:30~15:00
5.「マイ宣言とその後」キックオフ集会から3年
2021年12月小山市開催のキックオフ集会で田んぼ2030プロジェクトへ参加宣言を行った方々
コーディネーター:舩橋玲二(ラムサール・ネットワーク日本理事)
6. まとめ 金井 裕