ラムサール条約第14回締約国会議がスイス・ジュネーブの国際会議場(CiCG)に於いて2022年11月5日~11月13日まで開催されました。11月8日の夕刻に、環境省、農水省、韓国政府、FAO等と共同で「持続可能な湿地生態系としての水田と人々のための行動」をRoom14で開催しました。
このサイドイベントは、湿地システムとしての水田の生物多様性の向上に関する決議 X.31 の効果を検証し、次のステップを検討するために、水田における生物多様性の向上における進捗状況と課題を検討することを目的として開催されました。
このサイドイベントに参加した他の締約国および関連グループが、水田、その他の人工湿地、およびそれらの生物多様性の保全と賢明な利用が促進されることを期待して、国レベルおよび地方レベルでの決議 X.31 の実施に関するケーススタディを紹介しました。
※発表資料については、発表者において英語で作成したものを当団体において仮訳をつけています。
司会:柏木 実(ラムサールネットワーク日本 理事)
開会挨拶:中澤圭一(環境省自然環境局野生生物課 課長)
【発表1】生物多様性国家戦略について
環境省自然環境局野生生物課 専門官 酒井 郁
【ビデオメッセージ2-1】みどりの食料システム戦略
農林水産省バイオマス政策課みどりの食料システム戦略グループ 専門官 古林 五月
【ビデオメッセージ2-2】生きものマーク米
農林水産省 農林水産政策研究所 上席主任研究官 田中淳志
【発表3】韓国での水田管理について
韓国環境省自然生態政策課・副所長ユ・ビョンフン
韓国環境省自然生態政策課・国際協力官 ジュンウ・セオ
【発表4】田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクトと水田決議の実現
ラムサールネットワーク日本 共同代表理事 金井 裕
【発表5】登録から10年間の取り組みについて
渡良瀬遊水地保全・利活用協議会 会長・小山市長 浅野 正富
【発表6】水田の多機能性を高める~スリランカ、ザンビアからの教訓~
国連食糧農業機関(FAO)土地・水事業部長 リフェン・リ