田んぼ10年プロジェクトに参加している皆さんの生き物を大切にして育てたお米を紹介するサイトを作りました。是非、掲載情報をお寄せください。

田んぼ2030プロジェクト メールマガジンVol.01(2022年6月19日)

「田んぼ2030プロジェクト」関係者のみなさん

ラムネットJ水田部会からのメールマガジンをお届けします。

/_/_/目次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【01】「田んぼ2030プロジェクト」メールマガジンについて
【02】生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA)について
【03】生物多様性国家戦略へ田んぼの生物多様性保全から意見提出
【04】生物多様性条約ポスト2020作業部会(OEWG4)の開催

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└【01】「田んぼ2030プロジェクト」メールマガジンについて

ラムネットJの水田部会が提唱する「田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクト(田んぼ2030プロジェクト)」では、メールマガジンを発行することになりました。

田んぼ2030プロジェクトにかかわる情報のほか、水田決議や田んぼの生物・文化多様性に関する情報などを発信していきます。

また、みなさんからの情報もお待ちしています。
このMLに返信するか、ラムネットJ事務局までご一報ください。

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田んぼの生物・文化多様性 2030 プロジェクトとは?

田んぼの生物・文化多様性 2030 プロジェクトとは?


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└【02】生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA)について

地域の自然資源を循環活用する農法と、それを評価する田んぼの生きもの調査の統合をめざして、2010年7月に誕生した「生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA:アイセバ)」は、豊岡市での開催を皮切りに、2年おきに佐渡市、大崎市、小山市、そして、いすみ市(2018年8月)で開催され、これからめざす5つの目標整理を行い、今後の道筋を示しました。その一方で、開催費用が自治体にとって負担となり、持続可能な開催方法を検討する必要に迫られていました。

それを解決するために、2021年12月に小山市で開催された第20回全国菜の花サミットの第3部で、これまでのICEBAを振り返り、新たなスタートを切るための議論が行われ、第6回のICEBAを佐渡市で行うことで調整が行われることになりました。

菜の花サミットに引き続いて行われた、ラムネットJ主催の「田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクト」のキックオフ集会では、第6回ICEBAを佐渡市が、また第7回ICEBAを徳島で開催したいという「宣言」も行われました。

現在これらを具体化するための作業が行われていて、近いうちにその概要が明らかにされる予定となっています。
詳細が決まったら、田んぼ2030プロジェクトのみなさんにもお知らせします。(呉地)

生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA)の10年(2021.12.11 小山市)

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└【03】生物多様性国家戦略へ田んぼの生物多様性保全の視点から意見提出

現在、日本政府は環境省が中心となって、生物多様性国家戦略の改訂を進めています。

環境省は2022年3月に、生物多様性国家戦略の素案を公表しました。
この素案では、生物多様性の保全のために、生物多様性の回復を指向するネイチャー・ポジティブ、保護地域の増加を進める30by30、自然の機能による課題解決など、国際動向とも歩調を合わせた内容となっています。

ラムネットJ水田部会は2022年5月に環境省の担当者らと意見交換を行い、この素案に対して田んぼの生きものの視点から以下の意見を述べました。

1)農林水産業とその場が重要であること。
2)土地改良事業や国土強靭化により生物多様性の劣化が進んでいること。
3)農薬・化学肥料による汚染や悪影響があること。
4)地産地消などの地域社会での施策が、地域だけでなく食料問題など国際的な課題解決にも重要であること。
5)施策・事業の評価に基づく改善を進めるPDCAサイクルを確保すべきこと。
これらを次期国家戦略に明記して解決策をしめすべき。

今後も、次期国家戦略の改定に対してはたらきかけを続けていきます。(金井)

次期生物多様性国家戦略素案の概要(PDF)

■環境省:次期生物多様性国家戦略の策定に向けて

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└【04】生物多様性条約ポスト2020作業部会(OEWG4)の開催

2022年6月21日~26日、ケニアのナイロビで生物多様性条約(CBD)の第4回ポスト2020作業部会(OEWG4)が開催されます。

2022年中に開催される予定のCBD COP15において、「愛知目標」に変わる新しい「ポスト2020枠組み目標」が決まります。その目標作成のための4回目の作業部会になります。

新型コロナの影響で第1回以外はオンラインやハイブリッドで開催されたのですが、まだ決定案作成に至っていません。
この第4回作業部会ではすべての参加者が前回の報告をもとに、限られた時間内で多くの決定をしなくてはなりません。

ポスト2020枠組み案には、農薬や栄養素(肥料)の削減や、農業・林業・養殖業のすべての地域が生物多様性の保全と持続可能な利用を通じて持続的に管理されることなど、農業に関してもとても重要な目標があります。

ラムネットJからは7名が日本からオンラインでオブザーバー参加し、より意欲的な目標になるよう見守ります。

現地からのレポートはIUCN-Jにじゅうまるのウェブサイトでご覧ください。(安藤)

Preparations for the Post-2020 Biodiversity Framework(英文)

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└【あとがき】
今月から田んぼ2030プロジェクトのメールマガジンを発行することになりました。
いかがだったでしょうか。ご感想をお寄せください。

また、このMLを通じて、みなさんとの情報共有や意見交換ができればと思っています。
みなさんからのご意見や情報をお待ちしています。(原野)

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