2020年1月23日 中央区環境情報センターで「生物多様性を重視した農業政策を求めるつどい」が開催されます。

「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」行動計画2013

背景

 わが国の水田は、経済性や効率性などを優先した近代化により、水田とともに生息してきた多くの生きものの生息環境が劣化し、生物多様性の損失をまねいています。
 2008 年に韓国で開催されたラムサール条約第10 回締約国会議では、水田が食料生産のほか、多くの生きものが生息する重要な湿地生態系を支えていることなどが注目され、水鳥個体群の保全への貢献も含め、生物多様性を高めるのに必要な対策の積極的な推進を求める、ラムサール決議X.31「湿地システムとしての水田の生物多様性の向上」(「水田決議」)が採択されました。
 2010 年、愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10 回締約国会議でも、ラムサール条約の水田決議を完全に実施するよう、関係する締約国に促す決定が採択されました。
 名古屋会議では、生物多様性の保全を進めるために、各締約国が責任を持って達成する愛知目標が決まり、ラムサール条約の水田決議とともに、水田の生物多様性の向上を確実に実現しなければならない国際的責任が生まれました。

計画の目的

 2012 年9 月、日本政府は、生物多様性国家戦略を改定し、愛知目標をはじめ、名古屋会議で決った多くの課題解決に向けた取組みを始めましたが、多岐にわたる生物多様性の課題解決は、日本政府だけでは困難で、国民の支持と協力が欠かせません。
 そこで、私たちは、ラムサール条約の水田決議と生物多様性条約の愛知目標に基づき、現場主義の立場から、自治体や民間で進める田んぼの生物多様性向上10 年プロジェクトを発足させました。
多くの団体・個人とともに、水田の生物多様性の向上に役立つ行動に取り組む、この田んぼ10 年プロジェクトのすべての活動の基礎となるのが、この行動計画です。

計画の考え方

  1. 水田の生物多様性向上に、愛知目標と水田決議の実現が大きな役割を果たすと考えられることから、本計画は、愛知目標と水田決議の実現を目指して、水田現場を重視しながら、自治体や民間で実施する内容とします。
  2. 愛知目標は、生物多様性に関する水田決議の内容を含んでいるため、本計画は、愛知目標の個別目標に準じた構成とします。
  3. 水田の生物多様性向上を実現するため、愛知目標に準じた水田目標を設定します。
  4. 本計画の実施主体は、趣旨に賛同した水田現場と何らかのかかわりを持つ自治体及び民間の団体・個人とします。
  5. 本計画の最終達成年は、愛知目標と同じ2020 年です。

詳しくは下記のPDFをご覧ください。